なんとか。いやー嬉しい。
技術的な面では既にその域に居るだろうなとずっと自負していたものの、それを活かすのにどうしても言語面で引け目を覚えていました。
チームやプロジェクトを主導していくのに必要な説明や説得などが上手くできない歯がゆさをずっと抱いていて、シニアレベルでの働きはできても、より広いスコープのステークホルダーを巻き込んで主導するスタッフレベルの動きをするには言語の壁を感じていました。
そもそも、僕が今の会社に入った5年前は本当に英語が苦手でした。ミーティングで早口な同僚が何を言ってるか追いきれないことも多く、ドキュメントやコードから後追いの理解になってしまうことも多々ありました。かたや自分が話すとなると、英語を喋りながら言いたいことを伝えるにも頭が追いつかないので、予め言いたいことを文章に起こしておいてこっそり見ながら読み上げるといった形で誤魔化したりと、四苦ハックの毎日でした。
そんな体たらくでよく面接を通って入社できたなと思われるかもしれませんが(そこは努力でカバーしたのだと思うことにして)、同僚からのフィードバックは悪いものでもなかったので承認欲求はそこそこ満たされ、高いモチベーションを維持できてはいました。
度重なるレイオフの中で、上司が何度も変わりました。巡り合った上司は本当にいい人達で、幸いにも人間関係で苦しんだことはありませんでした。
時が経ち上司が変わるにつれて僕の言語面へのネガティブなフィードバックは減っていきましたが、それでも言語的な障壁が自分のテクニカルリードとしての動きのスコープを狭めているのをより強く自覚するようになりました。そして少しずつでも殻を破って自分が影響を与えられる範囲を拡げていかなければと急く気持ちが強くなりました。
英語のポッドキャストを聞いて耳を慣らしたり、同僚や知らないアメリカ人・カナダ人とボイスチャットをしながらゲームで遊んだり、同僚に何かを説明したり教えたりすべくなにかとペアプログラミングの機会を意識的に設けたり、色々やっていました。ですがなにぶんこういう成長は日々本当に少しずつなもので、実感が湧いたのは昇進の連絡を貰ってからです。
何が功を奏したのかいまだはっきりとはわかりませんが、徐々に言語的な障壁は薄くなりつつあるように感じます。まだ日本語で発揮できる(であろう)パフォーマンスには届きませんが、それでも組織の中で一定の評価がありスタッフレベルに昇格できたわけで、素直に喜びたいと思います。
スタッフエンジニアの上のレベルはプリンシパルエンジニアと呼ばれます。勤務先にはプリンシパルエンジニアが数人在籍しているので、彼らに肩を並べられるように引き続き邁進したいです。
